レモンをしのぐビタミンCを含有!実はすごい「ゆず」のパワー

本日は1年で最も日が短い冬至である。冬至と聞くと「ゆず湯に入る」イメージがあるが、これは江戸時代から始まったゆず湯に入るという習慣が、今日まで続いている影響かもしれない。一説には冬至を湯治という語呂合わせから、無病息災を祈る意味でゆず湯に入る意味もあれば、一陽来復に備えて運気を呼び込む前に体を清める意味もあるようである。
黄ゆずの旬は11~1月であるため、まさに冬の食べ物として知られているが、その魅力について詳しく知らない人も多いのではないか。そこで今回はいま一度ゆずの知識を押さえるべく、ゆずの栄養や効能、オススメの食べ方についてまるっとご紹介したい。

■レモンをしのぐビタミンCを含有

まずはゆずに含まれる成分と効用について、高知県農業振興部産地・流通支援課に教えていただいた。注目すべきポイントは、レモンより多いビタミンCとビタミン類の宝庫という点である。

「果皮にビタミンCが最も多く含まれ、柑橘類ではトップクラスです。ビタミンCの他にビタミンAやビタミンPなどいろいろなビタミン類を含んでいます」(高知県農業振興部産地・流通支援課)

ビタミンCが豊富であるだけでなく、すっぱさの元であるクエン酸もたっぷりと含まれているという。ちなみにゆず、すだちなどの香酸柑橘類のことを総じた呼び名として「酢みかん」という言葉があるのだが、この酢みかんに分類されるすだちやレモンより、ゆずにはクエン酸が多く含まれているのだ。

■まだまだあるゆずの効能

ほかにも骨粗しょう症を予防、糖尿病の進行を抑制する効果があると言われる、β-クリプトキサンチンもゆずには豊富に含まれている。

「温州みかんに多く含まれる機能性成分ですが、酢みかんのなかではゆずに多く含まれています。また、現代人に不足しがちなカルシウム、カリウムなどミネラルが多く含まれ、柑橘類ではトップクラスです」(高知県農業振興部産地・流通支援課)

ちなみに香りの成分はリモネンやリナロールであり、さわやかな香りで身も心もリフレッシュさせる効果があると言われている。ゆず湯に入ると気分がさっぱりするのはこの香りのおかげなのかもしれない。